この世界は、神が形作る以前から存在し、意志を持たぬいくつかの元素によって構成されている……と、考えられています。
果たして、それが正しい答えであるか否かは今のところ定かではありませんが、少なくとも、この世界で生きる多くの住人たちにとっては、それほど重要なことではないのかもしれません。
古き世界……この世界にとって、多くは過去に分類される時間の頃……であれば、それら世界の成り立ちは神話とともに、多くの語り部たちによって口伝され、病魔調伏のための大切な要素の一つだったのかもしれませんが、技術が発達した現代以降の時間の頃……新しい世界においては、元素は組成分であり、化学式や記号によって表される世界の部品程度の認識が一般的です。
これら世界に体する認識は、さらに宗派や学派、科学技術の発展の程度、個人の思想により、様々であり、必ずしも統一されているものではありません。
しかし、いずれの場合も、元素が存在し、この世界に何らかの影響を与えているであろうことは理解され、ある程度の知識層を中心に、理解の程度に差はあれど周知されています。
従って、この世界を訪れた『招かれざる客』であるプレイヤーが選んだキャラクターも、世界と元素の関わりについては、ある程度まで知り得た状態にあります。
これにより、プレイヤーもキャラクターを選んだ時点から、この世界の、その時点での元素に体する理解に応じた知識を持った行動を行うことができます。
もちろん、それは知識としての理解ですから、元素根源説を否定することは自由です。
世界は最初に神が作り、その神が元素を生み出し、その後、神は亡くなり、元素だけが残ったとする神根源説を唱えるのも自由です。
『世界』についてのルールは以上です。
おことわり
この物語はフィクションであり、実在の人物、団体、機関、施設等とは一切関係ありません。肩を張らずに読める読み物としてお楽しみください。
物語
- はじまりの物語(虚構図書)
- 開いた虚構図書(虚構の境界)
- 蒼の世界(蒼間棟の従人)
- ビルの並ぶ街(退廃都市)
- 覆面強盗の怪(汝の隣人)
- 鉄の檻と銀の鍵(密室遊戯)
- 偵う者と探る者(密技探偵)
- 事実と推理と空想(暗中討論)
- 齎された意図(道しるべ)
- 真夜中の訪問者(私報取引)
- もう一人の誰か(同郷異人)
- 思い人来たりぬ(恋敵思慕)
- 異国の呪い日記(老紳士)
- 待ち人と思い人(橘京介)
- 立ち戻る時(現実回帰)