このページでは、almaarea.com(以下「アルマエリア」といいます)の管理人が気になった単語について説明した用語集の中から「リストラ」についての解説を試みています。
「リストラ」以外にも、アルマエリアの説明や内容について、意味の分かり難い言葉がありましたら、Helpページ内の用語集をお試しいただければ幸いです。
リストラとは
リストラ(りすとら)とは、英語で再構築を意味するリストラクチャリング(Restructuring)を略して、『リストラ』という四文字で発声、表記するようになった略語です。
もともとの意味は、構築を意味するストラクチャリング(Structuring)に再びを意味するリ(Re)を書き足して、リストラクチャリング(Restructuring)とし、再構築を意味する言葉として作られたそうです。
つまり、事業規模に応じた組織への再構築という意味でした。
そのため、好景気となり業績が好調だったため、事業所を拡大し、部署を新設する……という場合にも、リストラクチャリング(Restructuring)という言葉が使われた様です。
しかし、最近では、減収減益が生じた場合などにより、事業規模を縮小せざるを得なくなった時に行う組織の再構築……すなわち、リストラが、従業員の解雇や雇止にまで及んだ大規模な再構築であったため、今日では従業員の解雇を意味する言葉として定着していまいました。
リストラクチャリングという行為
リストラクチャリング(Restructuring)は、再構築を意味する言葉であって、従業員の解雇を目的とする行為ではありません。
リストラおよびリストラクチャリング(Restructuring)の目的は、事業規模に応じた組織の再構築であり、すなわち、事業規模の縮拡に応じた経費の再配分にあると言えます。
これを行わなかった場合、多くの場合、組織は倒産またはそれまで以上の赤字を計上することになります。
そのため、組織は組織そのものを存続させるための方法としてリストラを行い、事業規模に応じた出費体制を整えることで、『収益>出費』の状態を作り出そうとします。
雇用に影響を及ぼさないリストラ
小規模の事業縮小であれば、人員を調整することなく『収益>出費』の状態を作ることができるかもしれません。
その場合、リストラおよびリストラクチャリング(Restructuring)の目的は、達成できているわけですから解雇や雇止を行う必要がありません。
雇用に影響を及ぼさないリストラこそ、従業員と雇い主にとって理想的なリストラクチャリング(Restructuring)と言えます。
具体的には、次のような行為が雇用に影響を及ぼさないリストラクチャリングと言えます。
- 従業員への情報公開ー従業員に業績情報の公開を行い、意識改革を促す。
- 生産手順の見直しー業務の効率化 → 効率化はコストダウンに繋がります。
- 購買品の見直しー大量発注、少量発注、備品の送料などを見直す。
- 通信手段の見直しー定額通信の導入検討と、通信内容、頻度による重点化。
- 新規雇用の抑制ー新卒及び中途採用を一時的に見送り、既存従業員を雇続ける。
事業規模の縮小はマイナスイメージが強いこともあって、ギリギリまで幹部が情報を握り、全従業員に知れ渡った時点では再構築不能な状態に陥っていることがあります。
個人的には、リストラの第一歩は、正確な情報公開と、組織内の情報伝達にあると考えています。
全ての従業員に協力と理解を求めることで、深刻になる前に自体を脱することができる場合があります。
もしも、事業の縮小が懸念されるために自主退職を希望する人が現れたとしても……それも経営手腕の一つです。
その様な危機的状況を上手に制御するのが代表取締役の務めなのですから、今こそ、その力量を惜しみなく発揮していただくべき時です。
止むに止まれぬ心情で、リストラによる従業員の整理を決断した……などと言うのが経営者としての取締役の責任の取り方であっては困るのです。




