このページでは、almaarea.com(以下「アルマエリア」といいます)の管理人が気になった単語について説明した用語集の中から「ユビキタス」についての解説を試みています。
「ユビキタス」以外にも、アルマエリアの説明や内容について、意味の分かり難い言葉がありましたら、Helpページ内の用語集をお試しいただければ幸いです。
ユビキタスとは
ユビキタスとは英語でubiquitousと表記し、直訳すると、どこにでも存在するものという意味を持つ言葉です。
その語源は、“ありとあらゆるところにあるもの”を意味するとされるラテン語のユビキタスにあると云われています。
このことから、一般的に、ユビキタス・コンピューティングや、ユビキタス・ネットワーク、ユビキタス社会と言った使われ方をしています。
いずれの呼び方の場合も、いつでもどこでも当たり前の様にコンピュータを利用して、インターネットなどのネットワークを活用することで、様々なサービスの恩恵を受けることができる環境を意味する言葉です。
携帯電話が実現するユビキタス
自動車の車載電話から始まったと言われる携帯電話……昔は、カメラ機能もなくて、通話と電子メールの送受信ができる程度だったものが……最近では、携帯電話向けの機能とサービスが拡充され、テレビ電話や、ワンセグ、インターネットへの接続を利用したブロクの更新や、コンピュータ向けホームページの閲覧など、コンピュータと大差ない程豊富な機能を備える様になりました。
ボトルネックと考えられていた無線による通信速度についても、通信技術の向上により、従来とは比べ物にならない速度(実測値で約2倍以上)での通信を確立し、今後も向上を図ることが各社のロードマップから伺うことができます。
新しい機能を取り込み、利便性を追求し、性能の向上した携帯電話は、場所や時間を選ぶことなく、今の私たちの生活を支える便利な道具となっています。
そして、携帯電話を通してインターネットのネットワークに接続し、そこから情報を見つけ出し、サービスを利用する様は、ユビキタス社会が実現しつつある姿だと言う事ができます。
今日では、もはやそれが当たり前となってしまっている……と言っても過言ではないでしょう。
その証拠に、これらのサービスを利用できないことがあれば、それを不満に覚えることも少なくないのではないでしょうか?
ユビキタス社会が実現しつつある中で、私たちはこれまでなかった便利さを手に入れようとしています。
そして、それがとても便利であるが故に、利用できない場合の不便さに、苛立ちを感じてしまうのは仕方のないことなのかもしれませんが、便利さに頼るだけでなく、その便利さと快適さを維持するための努力にも目を向ける必要がある様に感じます。
ユビキタスの抱える問題
現実の話として、優れたサービスを提供することができるユビキタスにも、大きな問題があります。
それは世界規模で進行するユビキタス社会のための環境整備に、多大なコストが必要であるということに始まり、そもそもユビキタスがインターネットの様なネットワークと繋がることでサービスを実現するために、インターネットを構成する回線やサーバなどのコンピュータ、IPアドレスといったリソース(資源)を大量に消費することが想定されていることにあります。
これらは設置するだけでなく、定期的なメンテナンスと、充分な電力の確保、地震や火災から防護するための物理的な設備、安全を確保するための技術的なセキュリティも求められます。
総じて、導入にも維持にも相応のコストが必要なのです。
便利さを手に入れるために、どれだけのコストを負担し、そして、それを維持するために必要となる技術を学びながら、維持費を負担し続けて行くのか? 得られる便利さと天秤にかけて、考えながら環境を整えて行くことにこそ理解と協力を図りたいものです。
ユビキタス社会と上手につき合うために
ユビキタス社会は、便利な社会です。
しかし、その利便性を維持するために、相応のコストが必要となる社会であり、ユビキタスによって実現されるサービスを受給するために、サービスの利用者に対して、それなりの学習と努力を要求する社会と言えます。
「私は不得意なので、コンピュータのことはよくわかりません」……という言葉が通用したのは、10年も前の話。
周囲が“空気の様に当たり前にある機械”を使ったサービスに慣れた頃に、『私は知りません』と言っても、何の解決にもなりません。
性能や構造まで熟知する必要はありません。
使い方が分かるくらいまで、関心を持つことが大切です。
そのためには、テレビや、新聞などのメディアを通して、新たに始まるサービスについて、その名前を覚え、そのサービスの内容を知り、自分の生活との関わりを見つけることから始まります。
みんなが便利に使っているのだから……自分も使える様になれば、きっと便利になるはず……と信じて、失敗を恐れずに試しながら学ぶ姿勢を身につけることで、ユビキタス社会と上手につきあうことが出来るようになると考えています。




