このページでは、almaarea.com(以下「アルマエリア」といいます)の管理人が気になった単語について説明した用語集の中から「ホワイトペーパー」についての解説を試みています。
「ホワイトペーパー」以外にも、アルマエリアの説明や内容について、意味の分かり難い言葉がありましたら、Helpページ内の用語集をお試しいただければ幸いです。
ホワイトペーパーとは
ホワイトペーパー(White Paper)とは、企業や政府などの法人が発行する公式の対外向け報告書を意味する言葉です。
日本でも、1945年の夏以降から、政府が発行する年次毎に集計された調査や研究についての報告書のことを“白書”と呼ぶ様になりました。これらは通達や業務連絡と題される内部文書とは異なり、当初から外部に公開することを前提として作成される報告書について付けられた呼び名です。
語源については諸説ある様ですが、もともとは英国政府が発行していた公式の外交報告書の表紙が白紙であった……装飾されていない白い紙のままだった……ことに由来していると言う説が有力の様です。
これらの文書は対象となった事柄について研究された内容を含んでいることが多く、ホワイトペーパーを読むことによって、対象に関する動向や概要を把握することができます。
コンピュータ業界におけるホワイトペーパー
コンピュータ業界では、しばしば自社製品と他社製品の機能や用途、技術分野やユーザーのニーズ、今後の市場の発展性などについて比較、分析した資料のことをホワイトペーパーと呼ぶことがあります。
これは、狭義のホワイトペーパーであり、公開を目的として作成される他の多くのホワイトペーパーとは、作成目的の段階から大きく異なります。
コンピュータ業界におけるホワイトペーパーの目的は、自社製品の優位性を証明するための資料として作成されます。
しかし、このホワイトペーパーも、他の広義のホワイトペーパーと同様に、対象となった事柄について研究された内容を含んでおり、このホワイトペーパーを読むことが出来たならば、対象に関連する分野での他社と自社の関わり方や、今後の市場動向、性能の優劣や、市場展開の流れなどを把握することができると考えられます。
公開されたホワイトペーパーの価値
公開されたホワイトペーパーは、多くの人の目に触れることになります。
それは、数値や統計的資料を含むホワイトペーパー全体が、多くの監視者の目に晒されるということです。
もしも事実と反する記載があったとすれば、該当箇所は直ちに糾弾され、その否を問われることになるでしょう。
それ故、ホワイトペーパーの公平性とも言うべき正確性は、公開されることによって保たれていると言っても過言ではありません。
そして、その点でも、比較的安易に文書の修正と訂正が成立してしまいかねない内部文書と大きく異なっていると言えます。
これは、裏返せば、情報が限りなく正確であることを担保している仕組みの上にあると言えます。従って、他の似た結果を示す数値や、統計的情報の正確性を示す資料として利用することもできるということです。
しかし、どれほど資料価値に溢れたホワイトペーパーも、内容を読んで理解し、結論付けられた内容の成否を問い、自分の考えと比較した見方をしなければ、その他の多くの資料の中の一つで終わってしまうかもしれません。
ホワイトペーパーの性質である公開を前提とした資料の持つ価値を活かしきれずに、他の多くの情報の中に埋もれさせてしまうのは残念なことです。
公式見解であるからこその、主観を排した客観的な分析と結論付けを期待することができる特性を活かすためにも、より多くの資料の根拠として利用することで、公開されたホワイトペーパーに掲載された情報の価値は、飛躍的に高まります。
記録としてのホワイトペーパーの役割
公開されたホワイトペーパーは、記録としても有効に活用することができます。
すでに触れた通り、公開されることを前提として作成していることから、情報の正確性を担保していることも記録として用いることができる重要な要素の一つですが、それ以上に、ある一定の期間において、定期的に公開することを約束している場合が多いホワイトペーパーは、収集し保管するだけで定期的な記録としての価値を認めることが可能となります。
しかし、その様なホワイトペーパーは、淡々と結論を列挙する作りになっていることが多く、内容を読んで理解するためにも相応の知識が求められる場合が少なくありません。
また、読んだだけでは理解できないホワイトペーパーも少なからず存在します。
それらは、他のホワイトペーパーとの関連性が強く、1冊だけでは完結していない場合があります。
その様な場合、ホワイトペーパーは、幾重にも連なる情報の媒介として機能します。
関連するすべての情報を収集することが極めて困難な場合には、その断片となる情報を記載したホワイトペーパーは、大きな手がかりとなることでしょう。




