初心
最初は始まりの記憶。時の流れとともに薄れ行くそれを追い求めて、いずれは消えてしまうことを記録することから始まる。
誰かが見た風景であっても、その人の視線を外れた瞬間から、新たな時間軸へと移り始める。
同じ風景が、違う情景へと移ろいで行く瞬間。それがいずれは訪れる時を少しずつ未来へとずらしていく。
何かが音を立てて崩れていく。
それを常識と呼ぶのか……あるいは、認識と言うのかは後の人が決めること。
今は薄れ行く最初の記憶を呼び起こすのみ。
記憶を留め、その先にある物事を思い悩むことが心情。
遥か昔の物語。
そこでは、現実と非現実をつなぐ架け橋を起点に物語が進行していきます。
時には主人公の視点で、そして、もう一人の視点へと繋がっていくのです。
同じ物語であっても、視点が異なることで違った見え方をしているものです。それを感じていただきたいと思うところです。

